里親になって下さい
『里親になって下さい』
家庭での暮らしを必要としながら、様々な理由で児童養護施設、乳児院で暮らす子ども達がいます。里親制度とは、そうした子ども達の養育をお願いする制度。養育期間は数日間から数年間まで様々です。
里親になる事に関心を持たれた方、里親を希望される方は、お近くの児童相談所にご相談ください。里親制度について、わかりやすくご説明いたします。里親になるのに特別な資格は必要ありません。大切なのは、里親さんと共に暮らすお子さんが、地域になじみ、家庭生活を送れること。里親さんに望まれることは、子供に対する理解や熱意があること、健康的で明るい家庭であることです。養育中に問題や悩み事があった場合には、いつでもお気軽に児童相談所にご相談ください。里親さんのお話を専門職員がお聞きし、養育のアドバイスや支援を行います。
ご相談はお近くの児童相談所へ児童相談所の所在地は各自治体にお問い合わせください。
http://www.mhiw.go.jp/bunya/kodomo/dv04/
↑２００５年、１２月１日朝刊里親広告
子どもたちの笑顔、日々の成長を見る喜びは大きい
〜坂本洋子さん
こどもというものは、自分のことをずっと見ていてくれる大人を必要としています。
そういう大人を得た喜びはとても大きく、子ども達はそのよろこびをいろいろな形で表現してくれます。
うちに来たことを喜び、日々成長していく子ども達をみるのは大きな喜びです。
まわりにたすけられて大人になった私たちが、家族を必要としている子どもたちと一緒に暮らすことは、ごく自然なことです。気負わずに、あなたの家庭を必要とする子ども達の里親になる楽しみを味わってください。
家庭で暮らす普通の生活の大切さがわかりました
〜安倍京美さん
私は２歳11ヵ月まで里親家庭で育ち、途中で一年半ほど児童養護施設での生活を経験しています。
両方の生活を知っていると、普通の暮らしが、どれだけ自分にとって大切かがよくわかります。
私の家には実子の兄、姉がいて、私の後に妹が二人やって来ました。
初めて来る子ども達は不安だらけですが「ここがあなたの居場所」と言ってくれると、ほんとうに安心します。里親になって、子どもをいっぱい抱きしめて、あふれる愛情を注いでください。
