乳幼児の扱い(私の場合)
5/15:ここで、この日記は終わりにしようと思う。
とにかく赤ちゃんは手間がかかり、
たったひとりを育てるのにも保護者は過労状態である。
でも、要求に応えていくうちに愛着が湧き、
ほんのちょっとの微笑みに喜びを感じ、
『私と赤ちゃんの関係』というのに溺れるようにして、幸せを感じる。
抱っこと話しかけと見つめ合いから遠く離された子ども達が、
愛着障害を負うのは当然だと思った。
赤ちゃんは命がけで泣いて、抱っこを要求する。
命がけの乞いが満たされない。これが原体験だと思うと、胸が痛む。
それに言葉がわからない赤ちゃんにとって、
日常の生活パターンも大切な事が分かった。
養育者がコロコロ変わっては、このパターンもまた与えられず、
心休まる暇もないだろう。
また、赤ちゃんのそう分かり易くないサインを日々観察し、
理解して世話をするというのも、泣かせすぎない為には重要なポイントなのだけれど、
個々に違い、また成長と供に変わりゆくこのサインを、
毎日違う人が世話をしていたらきちんと観察しきれるのだろうか。
乳児院で育ち切る事によって、
愛着行動が酷くこじれるのは当然の事ではないだろうか?
もちろんこれは、職員個人を攻撃するものではない。
そういうシステムに、疑問と文句が湧いてくるのだけれど、いかがだろう?
4/20:息子に取って私は食料であり、温もりであり、移動手段である。
彼は求めなければ死んでしまう。
3/1:声を立てて笑う様になった。
名前を呼ぶ、頬に触る、高い声で話しかける。どれも嬉しいらしい。
食生活の乱れや疲れ等で乳汁が黄色くなると、息子がうなったり泣いたりする。
可哀想なので、正しい和食を頑張って続ける。(中華街で辛い物食べたいですが1年延期。)
19:昼夜関係無く、なぜか1〜2時間置きに目覚め乳をねだる息子。
おとといまでは約3時間置きだったのに……。
にっこり笑うようになって、大変可愛い。また乳首痛い。
それにしても、命がけでギャーとは泣かなくなった。
訴え方のバリエーションが日に日に増える。
12:乳首、持ち直す。
息子どんどん重くなる。出す声の種類や顔の表情が増える。
眼で親を追うようになる。トイレ等で姿が見えなくなると泣き出す。
表情で訴えられたり、後追いをされると愛おしさが増す。
2/3:ここからは、変化があった時だけ書き込みます。
とにかく、たったひとりを育てるのに、これだけ手間をかけ絆を繋ぐのです。
一ヶ月検診。息子4キロ。全て順調。健康に恵まれる。
表情が増えて、要求も増える。泣かれ倒す。なんとか叶えられる様、努力。
しかし泣くだけの相手をよくよく観察するのは、難しい。でも可愛い。乳首痛い。
31:絶対の絶対に抱っこ。これが彼の要求。
自ら動けないのだから、誰かに運んでもらわなければ敵が来た時にやられてしまうわけで……。
そういう野生の、本音100%の人。息子。
30:抱っこ無しでは眠らない息子。意志の様なモノがハッキリしてきて、泣いて色々要求する。
こちらも少しづつ読めるようになって来た。お互いにカスタマイズしあってる感じ。乳首痛い。
26:乳首が擦切れて痛い。とても痛い。でも、ひょうたん口で泣かれるとくわえさせてしまう。疼痛。
自分の為の事が9割方できない。イライラし、その気配だけで泣かれる。
仕方無いので笑ってみる。そしたら息子に「あー」と言われて、結構嬉しい。
ウンコもりもり。私がドクダミ茶を飲み始めたら、息子の吹き出物が治り出す。
24:「あー」と言うようになった。一瞬だけ、反射ではなく、ちゃんとニコッと笑ってくれる。
ますます、泣かれても可愛いと感じるようになる。
21:しっことウンコの量が増え、もらす。
着替えのため裸にしたらあまりに小さく幼気で、産んだ時を思い出しぎゅっと胸に抱きしめる。
そのままカンガルーケアで昼寝。目覚めたら、息子がぐっと落ち着いている。
声が大きくてうるさいけれど、口をひょうたん形にして泣かれると申し訳ない気持ちになり、また、可愛らしい。
19:抱っこ抱っこ授乳。バチッと眼が合うようになる。声もでかくなる。下に降ろすと大泣き。
トイレに行けず難渋。添い寝でしか寝ない。ゲップをする時、まるで新橋の飲み過ぎたオヤジの様。夫と共に疲労困憊。
ヘソの蓋が外れる。
17:スリングで寝てくれる。http://www.pinco.cside.com/bs-union/baby-sling_01.html
市派遣の助産師さん来る。体重等量る。順調。
16:起きている時間が増え出す。周りを何となく観察している模様。
そして、小さい怪獣のように泣き続ける息子。すでに親は起き上がる気力無し。仕方無いので、一日中徹底的に添い寝。
そうしたらぴたっと泣き止んで、息子、こんこんと眠り続ける。オムツ替えはひたすら声掛けと供に。
14:こってり泣かれる。ずっと、抱っこと授乳。あんまりうるさいので、蒲団の上に一時放置。
宇宙にひとりぼっちで泣いてるように見えて、10秒で抱き上げる。腕痛い。
13:「おしめを変えますよ〜」と、しつこく声をかけてからおしめ替え。泣かずに変えさせてくれる。ただし一度だけ。
11:「待ってね〜」と、声をかけると、おトイレに行かせてくれるようになる。ちょっとホッとする。
10:だんだん乳首の形が変わってくる。私の元の形プラス、息子の口の形状に合うように吸い出されて、息子専用にカスタマイズが進む。
9:助産師さんに乳揉みを依頼。正しい乳首の様子について教わるも、私の乳首の形が正しくないので、適当にアレンジ。
8:息子が「あっ」と言って私を呼ぶようになる。
7:私の声が息子に通じた模様。声かけで泣き方が『命懸け泣き』から『甘え泣き』に変わる。
3時間づつ寝てくれるようになる。口と手のサインを見て泣く前に授乳。
6:助産師さんに家庭教師のようにレッスンを受ける。授乳と乳児の取り扱いについて。および乳揉み&セルフ・メンテナンス。
泣かれるのがたまらないので、一日中抱っこ。昼頃、バチッと息子と眼が合う。声をかけたら泣き止んだ。
5:瀕回授乳。でも、泣き方は命がけの要求泣き。ずっと声をかけ続ける。
4:退院、帰宅。
私がホッと落ち着いたら、息子もスッと落ち着く。
要求泣きの頻度が減る。
3:乳首、切れる。痛い。半ベソで授乳。
瀕回授乳(欲しがるだけ与える)。
入院延長。引き続き指導を受けながらやり過ごす。
2:授乳・着替え・オムツ替えの指導を助産師より受ける。
疲れと痛みでぼんやりした私と、全身全霊で乳と体温(保護)を求める息子。
新生児の余りの獣振りに驚く。泣き声にやられる。
とにかく徹夜で抱っこ・授乳・オムツ替え。
1/1:出産・カンガルーケア(胸に産まれたてのべちゃべちゃの子供を置かれ、即授乳)を受ける。
息子を小脇に抱え、ぐっすり眠る。