#パーマネンシー・プランニング

[ permanency planning ]
・permanence = 永久 [ 不変の ] もの [ 人 ];永続的な地位
・plan = 計画;案;設計図

目的:

・家庭を一時的または永続的に失った子どもの健全な発達。
・子どもへの、安定した家庭環境と永続的人間関係の早期提供と保証。

里親入門 制度・支援の正しい理解と発展のために(著/湯沢雍彦)P.142より引用・抜粋

パーマネンシー・プランニングは、安定した家庭と人間関係を重要視する子どもの発達理論を基礎として、次の仮説に基づいている。

1)子どもは、自分の人生が安定したものであり、かつ自分の人生が予測できるものであることを必要とする。


2)子どもにとって家庭で養育されるのが最善であり、また子どもの福祉と幸福感に深くかかわる親によって養育されることが最善である。


3)子どもが親またはその子どもと親子関係のような情緒的関係をもつ大人をくりかえし失った場合、その経験は子どもにトラウマ(精神的外傷)を与え、大人になってから人と健常な情緒的関係を築く能力に影響を及ぼす。


4)学校、養育者、友だち、隣人などの子どもの環境が、予期せずしてくりかえし変わった場合、それは子どもに精神的外傷を与える。

*参考:パーマネンシープランニング
*著者注:このプランは1980年に米国で、施設での集団養育や里親の度重なる変更で、子ども達に『無用の苦しみ』を負わせてしまったことに対する『反省』から生まれました。


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